ナナメのヒミツ
この住宅の特徴は、敷地に対してナナメに配置されていることです。理由はいくつかありますが、主な理由は限られた敷地を無駄なく使うため。ナナメに建物を配置すると三角の空き地ができます。道路面の三角地には車をコンパクトに駐車できます。住宅を大きくセットバックさせる必要がなく無駄がありません。また、裏の三角の空き地はお庭に。46坪の敷地でも立派なお庭が取れました。
そして、この素敵なお庭を隣家の視線などを気にせずにLDKから存分に楽しむための工夫も。7m以上無柱で飛ばした連続水平窓です。必要な構造がそのままデザインになった壁面収納がシンプルな空間のアクセントになっています。
キッチンは奥様のご要望が取り入れられたオーダー品。ほぼ大工工事なので意外に安価。シンク下のゴミ箱スペースや戸棚の中まで調湿・消臭性の高いモイスを使っています。
周りをぐるっと隣家に囲われた住宅街でも、工夫次第でプライバシーを確保しながらこんなに明るく開放的な住まいが作れるのです。